付き合っている彼女に「わたし結婚したら専業主婦になりたいな〜」と言われて困惑している男性もいるでしょう。
今回は、結婚後に仕事をやめて専業主婦になろうとする女性心理をはじめ、共働き夫婦の魅力やメリット、また専業主婦を希望する彼女に共働きを説得する方法について紹介します。
どうして女性は専業主婦になりたがる?
なぜ女性は専業主婦に憧れるのでしょうか?ここでは、結婚後に仕事をやめて専業主婦になりたがる女性心理を紹介します。
「女は家に入る」という価値観がある
田舎育ちの女性など、いまだに「男は外で仕事。女は家庭を守る」という価値観を持っている人もいます。
特に母親が専業主婦の家庭で育った女性は、むしろそれが当たり前という認識で、場合によっては結婚を機に仕事をやめる気満々という人もいるでしょう。
仕事と家事の両立が不安で
仕事と家事の両立は、想像以上に大変です。また、結婚して子供が生まれれば、家事の負担はますます増えるためそこに不安を感じて専業主婦になろうと考える人もいます。
特に交際中からあまり家事をしない彼氏の場合、「それなら家事に専念できる専業主婦になりたい」と考える人もいるでしょう。
子育てに集中したい
専業主婦になりたい女性の中には、子育てに集中したいという考えの人もいます。
特に教育熱心な女性の場合、発育の初期段階から子供と過ごす時間を一定確保したいと考え、仕事の量をセーブしたり、転職したり、場合によっては退職して専業主婦になろうとする人もいます。
人のサポートが好きだから
もともと表に出て目立つタイプではなく、裏方にまわって人をサポートするのが好きな女性の場合、結婚後は専業主婦になって、夫の成功や子供の成長を支えることに専念したいというケースもあります。
特に学生時代に部活のマネージャーをやっていた人、もしくは社会人になってから事務職一筋の人はそのような傾向が強いかもしれません。
今の仕事がイヤだから
今の職場が嫌い、もしくは仕事の内容がイヤで専業主婦を望んでいる可能性もあります。
特に人付き合いが苦手な女性は、職場の上司や同僚とのコミュニケーションが上手くいっていないのかもしれません。
ただこのタイプの女性は、転職などでコロッと考え方が変わるので、一度じっくり彼女と話し合った方が良いでしょう。
共働きのメリット4つ
彼女に共働きを説得するうえで、まずはあなた自身が共働きのメリットを理解しておく必要があります。
ここからは、共働き夫婦の魅力やメリットについて見ていきましょう。
(1)お金に余裕ができる
夫婦共働きになる一番の利点は、お金に余裕ができることです。
稼ぐ人間が二人に増えるため、そのぶん生活費や家族旅行、子供の教育費などにまわせて家計が安定するでしょう。
また、趣味や投資など個人的な貯蓄を増やせるメリットもあります。
(2)妻の浮世離れをなくせる
専業主婦になると、どうしても社会とのつながりが希薄になってしまいます。
社会とのつながりが希薄になると、夫婦間の価値観が合わなくなり、それが原因ですれ違いや離婚に繋がるケースもあります。
このように妻の浮世離れを回避できるのも、夫婦共働きになるメリットの一つといえるかもしれません。
(3)縛られにくい
専業主婦になると、家で過ごす時間が増え人と話す機会が減るため、それが原因でストレスになり外で働く夫の行動を監視したり束縛したりすることも…。例えば、仕事終わりに同僚とお酒を飲んで帰ると嫌な顔をされる場合があるでしょう。
共働きであれば、妻も職場のコミュニティができるため縛られにくくなります。
(4)対等な関係でいられる
専業主婦の家庭では、男性側に「稼いでいるのは自分」「妻を食わせてやっている」という考えが生まれやすく、どうしても上下関係になりがちです。
夫婦共働きであれば、家事や育児の役割分担ができて、さまざまな面で対等な関係が築きやすくなるでしょう。
専業主婦を希望する彼女に共働きを説得する方法5つ
ここからは、業主婦を希望する彼女に共働きを説得する方法について紹介します。
(1)「家計が苦しい」と悲鳴をあげる
男性の中には、自分の収入だけでは生活が苦しいにもかかわらず、その本音を相手に言えない人もいるかもしれません。
しかし夫婦の結婚生活は、カップルの恋愛と違って本音を隠していては成立しません。
専業主婦を望む彼女に結婚後も働いてほしいなら、共働きの必要性を訴えて共感の気持ちを誘いましょう。
(2)共働きのメリットを伝える
結婚後に専業主婦を希望する彼女に考えを改めてもらいたいときは、共働きのメリットを徹底して伝えるのも手でしょう。
例えば「オシャレな服が買える」「美味しいものが食べられる」「マイホームが買えるかもしれない」など、金銭面にゆとりができることのメリットを伝えて、上手に説得してみてください。
(3)数字を引き合いに説得する
内閣府の調査報告資料(引用元:男女共同参画局)でも、平成29年の日本国における専業主婦世帯と共働き世帯は、それぞれ専業主婦世帯が641万世帯に対して共働き世帯が1188万世帯と、大きく共働き世帯が上回っています。
こういった数字を引き合いに事実を淡々とのべて、彼女の意識を変える方法もあります。
(4)家事の役割分担を見直す
専業主婦を望む女性の中には、できれば仕事はやめたくないけど、家事や育児が不安なので仕方なく…という考えの人もいます。
このような女性には、家事分担の役割を見直してみるといいでしょう。
掃除、洗濯、料理、ゴミ出し、子供の送迎、寝かしつけなど、役割の比率を見直せば彼女の考えも変わるかもしれません。
(5)二人共通の夢を決める
その名も「鼻の先にニンジンをぶら下げる作戦」で、専業主婦を望む彼女に考えをあらためてもらう方法もあります。
例えば、海外旅行やマイホーム購入など、夫婦共通の将来に向けた夢や目標を話し合いましょう。
二人の目標が定まれば、「それなら共働きで頑張ろうかな…」と彼女の気持ちも変わるかもしれません。
最適な方法で彼女を説得しよう
専業主婦を希望する彼女に共働きを説得する方法としては、共働きのメリットを伝える、感情に訴えかける、現実を突きつける、または夫婦二人の目標を決めるなど…やり方はさまざまあります。
彼女の性格や二人の状況も考慮したうえで、最適な方法を選びましょう。