多くの女性は、リードしてくれる男性に対して頼もしく思うもの。みずから率先して引っ張ってくれる姿に男らしさを感じるからです。
しかし、あなたが良かれと思ってしたリードが、女性にとっては強引な押しつけになることも…。
そこで今回は、「リード」と「強引」の正しい意味と違いについて、また男性がよくやりがちな間違ったリードの仕方を紹介していきます。
「リード」と「強引」の違いを理解しよう
「リード」の正しい意味は?
人をリードするとは、自分が相手より先に立って引っ張ることを意味します。
また、リードには先導するという意味合いも含まれていますが、これは無理やり自分が望む方へ相手を導くわけではありません。お互いが望む方へ、自分が先頭に立って相手を導くのです。
恋愛における女性をリードするとは、彼女にかわって何か物事を率先して決めたり、実際に行動したりすることが正しい意味になります。
「強引」の正しい意味は?
強引とは、その言葉通り、強気な姿勢で相手を自分が望む方へ引っ張るという意味になります。
男女の恋愛においては、彼女の抵抗や反対を無視し、自分が思うままに相手を振り回すという理解が正しいでしょう。
「リード」と「強引」はどう違う?
ふたつの言葉は、似ているようでまったく異なる意味になります。
「リード」も「強引」も、自分が相手より先に立って引っ張ることに変わりはありませんが、引っ張る行為に相手の意思が反映されているかどうかが決定的な違いになるでしょう。
それリードじゃない!女性が不快に思うオトコの言動6つ
続いてここからは、男性がよくやりがちな間違ったリードの仕方を具体的な事例を交えながら紹介していきます。
(1)デートの予定を勝手に決める
ふたりのデート日を勝手に決めてしまう行為は、リードとは言いません。
また、日程に加えてデートで行く施設やお店の予約など、自分都合であれこれアレンジするのはありがた迷惑に思う人もいるでしょう。
仮に彼女が優柔不断な性格だったとしても、念のため事前に希望を聞くなど相談することが大切です。
(2)無理やり会おうとする
忙しいのに無理に会おうとする行為は、リードではなく単なる強引な行為です。相手よりも自分の方が優位な立場にいるのだと勘違いしている男性は、「俺が楽しい思いをさせてやる」「俺が楽しいスポットに連れて行ってやる」などと発言することも。
これは、リードではなく単なる相手を思いやれない強引な行為のため、遅かれ早かれ相手女性に幻滅されること必至でしょう。
(3)お店の人に対して偉そうな態度を取る
男性の中には、彼女にいいところを見せたり、かっこよくリードしたりするために、外で息をまく人もチラホラ…。
しかし、女性は周囲の状況を恐ろしいほど敏感に観察しているもの。男性がとる自分に対する態度と、自分以外の人に対してとる態度の違いもよく見ています。
例えば、デートではじめて行ったお店のスタッフに対してタメ口を聞いたり、街中で会う人を睨みつけたりと、彼女以外の人に対して横柄な態度を取っていませんか?
このような態度を取る男性と一緒にいるのが恥ずかしいと感じる女性も多く、たいていの場合は逆効果になるでしょう。
(4)いきなり呼び捨てにしてくる
まだ出会って間もない女性を相手に、いきなり呼び捨てにする行為はNGです。
男性の中には、呼び捨てにする行為を男らしさと勘違いする人もいますが、たいていの女性は「偉そうな人」と不快に思うでしょう。
例え相手の女性が年下だったとしても、初対面からふたりの関係性ができるまでは敬語で話すのが大人のマナーです。
(5)男友達との会話に割って入る
リードと強引をはき違えた男性は、同姓の男性に対して敵意をむき出しにしがち。
例えば、彼女が職場の同僚や男友達と楽しく会話をしていると、「彼女を守らないと」という謎の義務感や「彼女を取られる」といった嫉妬心から、無理やり間に入ってくることがあります。
さらに自信家な男性の中には、自分と話す方が楽しいと勝手に思い込み、強引に割り込む人もいます。
こういう男性は、彼女にも小さい男として見られ相手にされなくなるのがオチでしょう。
(6)相手が自分に惚れ込んでいる前提で行動する
リードと強引の違いをわかっていない男性は、相手が自分のことを好きだという前提で行動します。
例えば、肩を組む、手を握るなど当たり前のようにボディタッチしてきたり、多少のワガママは受け入れてもらえると思っていたり、どこかナルシストの要素があり、自分にとって都合のいい解釈をする男性とも言えるかもしれません。
「リード」と「強引」の違いを理解しよう!
一見、似ているようでまったく別の意味を持つ「リード」と「強引」。
あなた自身は彼女をリードしているつもりでも、実は相手の女性から強引と思われているかもしれません。
普段の言動を一度見直してみましょう。