成長意欲や向上心が強い人のことを「意識が高い人」と言います。
そんな意識の高い人に混ざって存在するのが、意識高い系男子です。
意識高い系男子は、本当に意識が高い人と違って恋愛で非モテな言動を連発しがちです。中には自らの痛い行動に気づかない人も…。
今回は、意識高い系男子の特徴をはじめ、女性がドン引きする意識高い系男子あるあるなNGデートをご紹介します。
意識高い系とは？
意識高い系とは、人前で壮大な夢や目標を語ったり、自信満々な発言をしたりするものの、努力が中途半端で大した結果を残せず、意識の高いふりをしている人のことを言います。
周囲もはじめのうちこそ期待していますが、目に見える結果が出ていない状況に対して徐々に冷めていき、最終的には「あの人は口だけ」などと悪いうわさが広まることも…。
意識が高いのはいいことですが、「意識高い系」と言われる状態は一概にホメ言葉とは限りません。
意識が高い人の特徴は？ 意識高い系とはどう違う？
ここでは、意識が高い人の特徴について紹介します。また、意識高い系との違いもあわせて見ていきましょう。
口にしたことは必ずやる
意識が高い人は、自分が口にしたことは必ずやります。まさに有言実行。
この有言実行こそが、意識高い系と呼ばれる人との大きな違いといえるでしょう。
人の評価を気にしない
意識が高い人は、周りの目を気にせず自分のやるべきことを淡々と遂行します。
意識高い系男子は、周りからの見られ方を過度に気にしますが、本当に意識が高い人というのは、信念をもって取り組んでいるため、他人の評価などまったく気にならないのです。
努力を継続する
意識高い系男子は、ノリと勢いで行動するため、少しツラいことがあると簡単に心が折れてしまいます。反対に意識が高い人は、自分自身が心の底から叶えたい夢や成し遂げたい目標に向かっているため、簡単には諦めません。
コツコツと努力を積み重ね、達成するまで継続します。
現実的な目標をかかげる
意識高い系男子は、理想が大きいぶん非現実的な目標を設定しがち。
しかし目標は達成するために設定するものであり、非現実的な目標では意味がありません。本当に意識が高い人は、自分ができることとできないことを理解しており、実現可能な目標をかかげます。
目標を達成したら新たな目標を設定する
意識が高い人は、目標を達成しても満足はせず、新たな目標を設定します。
目標を達成し続けるためには、覚悟と根気が欠かせません。意識高い系と違って本当に意識が高い人というのは、この目標と達成のサイクルを繰り返すことによって、真の意味での成長を手に入れるのです。
女性が思う、意識高い系男子の特徴とは？
意識高い系男子とは、具体的にどんな人を言うのでしょうか？
ここからは、女性が思う意識高い系男子の特徴について紹介していきます。
自慢話が多い
意識高い系男子は、とにかく自慢話が多いです。
「有名人の〇〇に会った」「俺はこんなに努力している」など、会話の節々に自慢話が含まれています。
意識高い系男子は、人に認められたい欲が強いため、自慢話を披露して周囲から褒められたり、尊敬されたりしたいのでしょう。
また、一部の意識高い系男子の中には「自分はイケている」と安心したいために、誰かにマウントする人もいます。
自信過剰
自信過剰すぎる言動も、意識高い系男子によく見られる特徴といえるでしょう。
意識高い系男子は、自分の考えが正しいと信じて疑わず、自分とは異なる考えの人を見下したり、強く否定したりする傾向があります。
本当に意識が高い人というのは、自分の考えが正しいのかどうかを不安に思い、確信を得るためにも他人の意見を無下にしたりしません。
自分を大きくみせたがる
意識高い系男子は、本来の自分より大きく見せたがる傾向にあります。
真実の話を少し盛って大げさに伝えたり、ちょっとだけ嘘を交えて自分が有利に働くよう誇張して伝えたりします。
このタイプの意識高い系男子に共通しているのは、自分が得するように見せること。
その背景には、本当は器が小さい自分を偽りたい、見破られたくないという心理が隠れているのかもしれません。
専門用語を多用する
意識高い系男子は、好んで専門用語を使いたがります。
簡単に説明できることでも、あえて難しい専門用語を使うことで、賢い自分や情報通な自分をアピールしたいのでしょう。
しかし、その専門性も上辺だけのケースがほとんどで、突っ込んで質問すると答えに詰まったり、ごまかそうとしたりする人もいます。
そんな中身のなさも「意識高い系」と言われるゆえんかもしれません。
逆張りが好き
意識高い系男子は、注目されることを目的とした発言をしがち。
例えば、一般常識とされることとは反対のことを言って周囲の注目を集めようとしたり、一般常識にむやみにメスを入れようとしたりする場合があります。
正当性があり、論理展開もできているのであれば、特に問題のある行動ではないでしょう。しかし、意識高い系男子は単に自分の注目度を高めるために逆張りをするため、論理展開が不十分で、ほとんどのケースでは相手を納得させることができません。
こんな人はモテない！ 意識高い系男子がやりがちなNGデート8選
続いてここからは、そんな意識高い系男子がやりがちなNGデートについて見ていきましょう。
（1）時間に細かすぎる
何より時間を大事にする意識高い系男子は、無駄な時間をとにかく嫌います。
例えば、デートの待ち合わせ時刻に彼女が遅刻したり、スケジュール通りに進行できなかったりすると、デート中ずっとイライラしっぱなしという人も少なくありません。
また、効率よく過ごしたい意識高い系男子の中には、デートの予定を詰め込み過ぎて女性を振り回す人もいますので気をつけましょう。
（2）他人と違うことをやりたがる
「普通」や「平均」を嫌い、他の人と違うことをやりたがる意識高い系男子は、女性とのデートでもオリジナル性を追求しがち。
例えば、食事デートであえて人気店を避け、少しマニアックなお店を選んだ結果、味や雰囲気の微妙なお店にあたり失敗するケースもあります。
彼女の同意もあってチャレンジするのであれば構いませんが、一般的なデートではこれまでに足を運んだお店を選ぶのがベターでしょう。
（3）自分の好きを相手に押しつける
自分に自信がある意識高い系男子は、自分の好きなことやおすすめしたいものを良かれと思い相手に押しつける傾向があります。
例えば、映画館デートでは相手の好き嫌いを無視して、自分が観たいアクションヒーローものや、おすすめのインディーズものを選んで彼女を困惑させることも…。
特に映画や遊園地は、人によって趣向性の違いがハッキリ出ますので、独りよがりにならないように気をつけましょう。
（4）自己主張が強すぎる
意識高い系男子は、自己主張が強すぎるあまりデート中に非常識な行動を取ることも。
例えば、店内に入ってからもずっと帽子を被ったまま食事したり、ニオイのきつい香水をふりかけてきたり、一緒にいる女性に恥ずかしい思いをさせることがあります。
自分を出してアピールすることも大切ですが、あくまで一般常識のマナーを守った上で行動するようにしましょう。
（5）ノリで決めて行動する
意識高い系男子は、ノリで行動することがカッコいいと思うところがあり、無計画のままデート当日を迎えるケースも少なくありません。
あらかじめ待ち合わせ時間と場所だけ決めて、あとはその日の気分やその場のノリで予定を組みます。
その結果、どこのお店も満席で長時間待たされたり、歩かされたりするはめになることもしばしば…。
自分勝手な判断で、彼女を振り回すのはやめましょう。
（6）行きつけのお店に連れて行く
自慢が大好きな意識高い系男子の中には、デートで彼女を自分が行きつけのお店に連れて行く人もいます。
店員さんをはじめ周囲のお客さんも顔なじみなため、さぞ自分は居心地よく過ごせるでしょうが、はじめましての彼女はかなり気をつかうはめになるでしょう。
自分にとって都合のいい場所ではなく、ふたりが気持ちよく過ごせる場所を選ばなくてはいけません。
（7）クーポンや特典をフル活用する
意識高い系男子の中には、クーポンや特典をフル活用し、できるだけ安くサービスを利用しようとする人も。
これは、クーポンや特典を駆使し、最もお得にサービスを利用できることが特別なスキルだと思っているためで、周りの人にすごい人と評価されたいのでしょう。
しかし結果的に、クーポンや特典を探す手間が発生し、少ししか遊べないなど時間をロスしてしまうこともあります。
（8）人の影響を受けすぎている
本やSNSで日夜情報収集に励む意識高い系男子の中には、有名人などの情報に振り回されている人も。
例えば「ここのお店はインフルエンサーが経営しているから、今度のデートはあそこに連れて行こう」や「芸能人の○○がオススメしていたお店だから、絶対間違いない」など、自分で考えたり調べたりせず、他人の評価だけを信じで行動した結果つまらないデートになりがちです。
周囲の意見を取り入れることは大切ですが、影響を受けすぎた結果、信者っぽい発言にならないよう気をつけましょう。
意識高い系男子にならないためには？
では、意識高い系に見られないためにはどうすればいいのでしょうか？
ここからは、意識高い系男子にならないための対策方法について紹介していきます。
語る前に行動する
意識高い系といわれる一番の原因は、口に出したことに行動がついていないためです。
将来の夢や目標を高らかに宣言する前に、まずは目の前のことに全力で取り組みましょう。
野望はこっそり自分の中だけに留めておき、実際に叶えたり、成果が見えてきたりするタイミングで周囲に話せば「口だけの人間だ」などと思われずに済みます。
結果を出す
意識高い系に見られないためには、とにかく周りが認めるだけの結果を出すことです。
いくら過程の辛さや苦しさ、頑張りを伝えたところで、結果が出ていなければ「意識高い系」のレッテルは消えません。
逆に言うと、結果さえ出せていれば、どれだけ意識高い系の発言をしても白い目で見られることはなく、むしろ意識が高くて実行力や実現力のある人という印象を与えられるでしょう。
自分の行動や思考を疑う
自分は「意識が高い」と思っていても、実際には「意識高い系」になっている場合もあります。
意識高い系は、意識が高いように見せて実際には意識が高くありません。
意識高い人に思われたいという意思が行動に表れてしまうのです。
常に自分の行動や思考に疑いを持つことで、意識高い系になってしまうのを防げるでしょう。
自分を特別だと思わない
意識高い系と呼ばれる人たちは、意識が低い人やマイペースに生きている人間を見下し、自分は独別な人間と思い込む習性があります。
口には出さなくても、自分を特別視した思い込みが日々の言動になって現れ、それが原因で「意識高い系」と揶揄されるケースも少なくありません。
そうならないためには、自分もただ1人の人間であり、特別なわけではないことを強く認識することです。
広い視野を持つ
意識高い系にならないためには、広い視野を持つようにしましょう。
例えば、クーポンや特典をフル活用するような意識高い系男子は、サービスを楽しむという本来の目的を忘れ、一手段である安く利用することが目的になってしまっています。
自分の言動を客観的に見るクセを身につけることで、視野が狭くならずに済むでしょう。
「意識高い系」に見られていませんか？
意識が高い人の真似ごとで、周囲に警戒されやすい意識高い系男子。
意識が高い男子とは、名称は似ていても行動や思考には大きな差があります。
意識高い系に見られて、仕事や恋愛で不利にならないように気をつけましょう。