「聞き上手な男はモテる!」そんな話を聞いたことはありませんか?
これは事実です。
コミュニケーションには、「話す」と「聞く」の大きく分けて2つ存在しますが、話し上手よりも実は聞き上手な人の方が好印象を持たれやすいのです。
そこで今回は、聞き上手な男性がモテる理由をはじめ、聞き上手な男になるためのコツを詳しく解説していきます。
聞き上手な男がモテる理由って?
聞き上手な男性がモテる理由は、そもそも男と女では話を聞く目的が違うからです。
一般的に男性は、会話で問題解決を図ろうとしますが、女性は会話を通して自分の感情や心情を理解してほしいと思っています。
男性の中には、女性から相談を持ちかけられた際、つい問題解決に努めようと自分の考えを述べたことのある人もいるでしょう。
しかしこれは、同性の男性に対しては効果的ですが、異性である女性に対しては逆効果になりかねません。
なぜなら、女性は相手の考えが聞きたいのではなく、ただ自分の相談事に共感してほしいだけというケースが多いからです。
このように、女性が会話で望む共感に応えるためには、話し上手よりも聞き上手な人の方が有利に働きやすいのです。
良い聞き方「あいうえお」とは?
良い聞き方には、料理の「さしすせそ」のような「あいうえお」が存在します。
【あ】相手の顔を見て聞く
まずは、相手の顔を見て話を聞きます。ただし、ずっと目を見続けると会話が頭に入ってこない可能性があるため、鼻先や口元など微妙に視線の位置を変えましょう。
【い】一生懸命聞く
当たり前ですが、話す人にとっては一生懸命話を聞いてくれる人に対して、より心を開いて話そうとするもの。真剣さが伝わらないと、話す気がなくなって本音を引き出せない可能性があるでしょう。
【う】うなずきながら聞く
うなずきながら話を聞くことでより真剣さが伝わります。また、うなずく行為によって、女性が会話に求める共感を自然と生み出すことができるでしょう。
【え】笑顔で聞く
人間心理的に、笑顔で話を聞いてもらえたら、より前のめりの姿勢で話し込んでしまうもの。笑顔を見せながら話を聞くことで、警戒心がとけより本音が引き出せるようになるでしょう。
【お】終わりまで聞く
自分が話したいことを最後まで話せると、人は心が満たされるもの。逆に話の途中で端折られるとイラっとします。話の終わりまでしっかり聞く姿勢を見せることで、相手も安心して話せるようになるでしょう。
悪い聞き方5パターン
次のような聞き方は、相手を不快にさせるため絶対にやめましょう。
(1)話を聞きながら、他のことをやる
人の話を聞きながら他のことを同時にやるのは、純粋に失礼です。
例えば、話を聞きながらパソコンをいじったり、スマホをいじったり、または手遊びで落ち着かない仕草も、相手をイラつかせる原因になるでしょう。
(2)あからさまに嫌な表情・態度を出してしまう
よほど相手の話に納得がいかないのか、話を聞きながらあからさまに嫌な表情や態度を見せる人もいますが、これでは相手を不安にさせるため、本音が引き出せません。一部、交渉事などは例外ですが、純粋な会話中に不機嫌な言動を見せることは悪手以外の何者でもないでしょう。
(3)相手の目を見ない
話すときは相手の目を見ることがマナーですが、これは話を聞くときも同じです。相手の目を見ないで話を聞くと、話の内容が伝わっているのかどうか相手はわかりません。そのような不安を与えてしまうことで、悩みや相談事の本音を打ち明けづらくなるでしょう。
また、相手の目を見て話を聞くときは、目をずっと見るのではなく、鼻の頭のあたりに目を泳がせることで、恥ずかしさの軽減につながりますよ。
(4)相づちが多すぎる
相づちの回数が極端に多い場合、本当に話を聞いているのか逆に疑われる原因になるでしょう。
真剣な相談をしているのに、なんだか適当に返事をされているような気がして、相談する気が失せてしまうかもしれません。
また、話を聞いてあげると言いながらこのような態度をとってしまうと、良い人に思われただけの自己中心的な人という悪いイメージを与えてしまいます。
(5)結論を急かす
相手が話している途中で「それで、結論は何?」や「結局、何が言いたいの?」などと結論を急かすような聞き方をすると、話の内容の本質を正確に捉えることができません。
また、結論を急かされることで自分のペースが乱れ、相手も話す気をなくす原因になるでしょう。
聞き方を上達させる方法
続いてここからは、聞き上手な人になるためのコツをご紹介します。
人と会話する頻度を増やす
まずは何より、コミュニケーションの機会を増やすことが大切です。
聞き上手を目指すなら、とにかく実践あるのみ。
友達の友達、もしくは話したことのない同僚など、人と対面で向き合う回数を増やしてみましょう。
友達にダメ出ししてもらう
信頼できる友達に、聞き方のフィードバックしてもらう方法もおすすめです。友達があなたに話してみた感想を聞くことで、改善すべきポイントが見えてくるかもしれません。
率直なダメ出しをしてもらい、素直に改善を積み重ねることで自然と聞き方が上達していくでしょう。
日頃から「聞いてから話す」を習慣づける
いつも話の途中で我慢できずに口を挟んでしまう人は、普段の会話から、相手の意見を最後まで聞いてから話すことを心がけましょう。
話を最後まで聞けない人は、純粋に損をしている可能性が考えられます。はじめのうちは不慣れでイライラするかもしれませんが、人の話を最後まで聞く習慣が身につくことで、新しい発見につながり徐々に居心地が良くなるでしょう。
人の気持ちの理解に努める
論理的思考に偏った男性は、人の気持ちを理解しようとしない傾向があります。人があなたに話をする理由は、単に解決策を教えてほしいのではなく、気持ちをわかってほしい場合もあるのです。
話を聞くときに「なぜ、相手はそう思うのか?」や「どうして自分に相談してくれたのか?」を自問自答するクセを身につけましょう。
聞き上手な人をマネしてみる
聞き上手な人になりたいと思っても、一朝一夕にはなれないものです。
まずは、身近にいる聞き上手な人のいい所を徹底してマネしてみましょう。
自分がつい話し込んでしまうような聞き上手な人や、他の人への接し方がうまい人などを見つけてみてください。
相づちの打ち方、目線、返答の内容、気遣いの方法など、細部まで注目しましょう。
聞き上手な男を目指そう!
話の聞き方一つで、あなたの印象は大きく変わります。聞き上手な男性は、周囲から頼られやすく、社会的な評価も上がりやすいもの。
ワンランク上の男を目指したい人は、ぜひ聞き方の改善を検討してみてはいかがでしょうか。