主に年上の男性や職場の先輩、上司に期待する包容力。
「やさしさ」「おもしろさ」と並んで、結婚相手や彼氏の条件にあげる女性も少なくありません。
この「包容力」とは一体なんなのでしょうか?
今回は、包容力のある男性に共通する特徴と、女性にモテる正しい包容力の身につけ方もあわせて紹介します。
包容力とは?
包容力とは「包み込む力」を意味し、ミスや失敗、過ち、欠点、短所など、相手の様々なマイナス点を受け入れられる器量のことを言います。
つまり包容力がある男性とは、相手が誰であろうと寛大な気持ちでいられる心の広い人といえるでしょう。
包容力のある男性は、女性から「おおらか」「おだやか」「冷静」「やさしい」などの好印象をもたれやすく、恋愛を有利に進められる特徴があります。
包容力のある男性とは?
ここからは、包容力のある男性に共通する特徴を具体的に見ていきましょう。
(1)否定しない
生き方や考え方は人それぞれ。
そんな人それぞれの価値観を頭ごなしに否定せず、受け入れたり認めたりしてくれる男性は包容力のある人に見られるでしょう。
人を肯定できる男性は自分に余裕がある証拠で、これまでの人生で自ら成功と失敗をある程度経験してきた人と推察できます。
(2)人生経験が豊富
人は人生を通してさまざまな経験をします。
そんな人生経験は、日常会話や振る舞い方から見えるもの。
例えば、たまたま出た話のネタから背景や歴史などの知識を語ったり、興味はあるけどなかなか体験できないものを見せてくれたりと、人に刺激を与えられる人は包容力の高い人に見られるでしょう。
(3)自信はあるけど謙虚
包容力のある男性は、往々にして謙虚。
偉そうな態度は一切みせず、年齢、性別、国籍に関係なく誰に対しても平等かつ謙虚に振る舞います。
また、自信のなさからくる遠慮ではなく、自信があるからこそ紳士的な振る舞いができるのも特徴です。
(4)いつも冷静
人間うまくいっているときは強気ですが、本性はピンチのときに訪れます。
ピンチのときに他責にして逃げたり、焦りから八つ当たりしてきたりする男性は包容力ゼロと言えるでしょう。
普段からピンチも視野に入れて行動する、またいざピンチが訪れても逃げない覚悟と冷静に対処する心構えが大切です。
(5)忍耐力がある
包容力のある男性は、めったに怒りません。
包容力のある人がよく「おおらか」と言われるゆえんは、この忍耐力にあります。
ガマン強い人、他人への期待値が低い人、鈍感力が高い人などさまざまなタイプがいますが、怒りの沸点が高いのが特徴でしょう。
(6)共感力が強い
包容力のある男性は共感性が強く、他人の感情や状況を敏感に察し、相手の気持ちを理解しようとします。相手の立場に立って物事を考えることができるため、相手が不快に感じるような発言や行動はしません。
そのうえで、自分事のように捉えて親身なアドバイスや励ましなどを自然体で行うことができます。
(7)安心感がある
包容力のある男性に共通する特徴の一つが、安心感を与えられること。
例えば、いつも笑顔で接したり、ていねいな話し方をしたりと、相手に警戒されない振る舞い方を心がけています。
安心感はのちに信頼や期待へとつながり「この人に頼れば大丈夫」「味方になってくれる」と相手に思ってもらえるのも特徴でしょう。
(8)情熱的である
包容力のある男性は、情熱的な部分もあわせもっていて、自分の「好き」や「やりたい」という気持ちに対して素直に向き合います。
例えば、大切な人のお祝いにバラの花束を贈ったり、好きな人に自分の気持ちをストレートに表現した手紙を書いたりと、いっけん人が恥ずかしいと感じることも平気で行動に移すでしょう。
包容力を身につけるメリット
包容力があると、具体的にどんないいことがあるのでしょうか?
ここからは、包容力を身につけるメリットについて紹介していきます。
ムダな衝突がなくなる
人間社会においては、価値観の相違によるちょっとしたケンカや対立が避けられません。
包容力を身につけることで、自己中心的な思考や変な執着がなくなり、相手の立場や感情を理解しようとするため、人間関係におけるムダな衝突がなくなるでしょう。
ムダな衝突が減ることで、ストレスフリーな生活ができるようになります。
女性のメンタルを安定させられる
包容力を身につけると、人に安心感を与えられるため、特に共感性を大事にする女性からのウケが良くなるでしょう。
女性は心境の変化に敏感なため、ここぞというタイミングで話を聞いたり的確に助言したりできることが大切なのです。
さみしがりで不安を感じやすい彼女の場合、メンタルも安定しやすいかもしれません。
関係が長続きしやすい
包容力を身につけると、他人の意見や感情を受け入れられる器量が備わります。
仮に彼女とケンカになったときも、相手の間違いや過ちを非難するのではなく、一緒に乗り越えていく気持ちでコミュニケーションを取るため、彼氏に対して嫌悪感を抱きません。
包容力によって、パートナーとの関係が良好に長続きしやすくなるでしょう。
包容力のある男になるためには?
包容力のある人になるには、どうすればいいのでしょうか?
ここからは、包容力を身につけるためのコツを紹介していきます。
人の話を最後まで聞く
包容力を身につけたいなら、まずは人の話を最後まで聞くスタンスを持ちましょう。
時間がおしいのか、自分が喋りたいのか、女性の話を最後まで聞けない男性は案外多いものです。
相手の話を最後まで聞くことで「この人はちゃんと聞いてくれる」という安心感を与え、それだけで十分に好印象をアピールできるでしょう。
人に期待しすぎない
人に期待しすぎて、その反動から裏切られたと思い落ち込んだり、イライラしやすかったりする男性もいます。
「あの人ならわかってくれるはず」「彼女なら察してくれるはず」などと人に期待し、その結果通りにいかないと焦りや怒りにつながり、そのせこせこした状態が周りから見て包容力を感じられないのかもしれません。
自分の欠点を把握する
自分の弱点を正しく認識し、誰にでも欠点があることを理解すれば、他人のミスや失敗にも寛容な姿勢を持つことができるようになるでしょう。
例えば、過去の過ちを反省し、改善に向けて努力をする一方で、他人が同様のミスを犯した場合に一方的に非難するのではなく、サポートや助言をする姿勢を持つことが大切です。
柔軟な思考を持つ
包容力を身につけるためには、柔軟な思考を持つことが大切で、そのためには古い価値観やこり固まった固定概念に縛られるのではなく、人の数だけ考え方があると認識をあらためることが重要です。
積極的に他人の意見に耳を傾け、さまざまな意見や考えを取り入れることで、自然と柔軟な思考が身についていくでしょう。
感謝の気持ちを持つ
例えば、飲食店やコンビニの店員さん、ご近所さん、職場の同僚など、他の人に何かをしてもらったらすぐに「ありがとう」という言葉を口に出すだけで、謙虚な気持ちが芽生えると同時に、心にも余裕が生まれるでしょう。
自分の気持ちに余裕が生まれることで、他の人にもやさしく接することができます。
包容力を身につけよう
10代や20代前半までならまだ許されますが、30歳前後の男性で包容力ゼロは残念ながら恋愛市場ではモテません。
また、包容力は一朝一夕で身につくものではなく、日々の行動や考え方によって少しずつ習得できるものです。
包容力を身につけたい男性は、ぜひ参考にしてみてください。