カップルの破局や夫婦の離婚にもつながるセックスレス。
もともと世界に比べて、男女間における性行為の回数が少ないと言われている日本人ですが、なぜセックスレスになるのでしょうか？
今回は、男性に知ってほしい、セックスレスに陥る女性あるあるの原因と、レス解消のコツを紹介していきます。
セックスレスとは？
セックスレスとは、恋人や夫婦などの男女間で、病気などの特別な事情がないにもかかわらず一か月以上性交渉のない状態のことを指します。
基本的にセックスには双方の合意が必要ですが、男性側もしくは女性側どちらかが性行為を望んでいるのに、もう片方がそれを拒んだり、意図的に避けたりする行為があればセックスレスと言えるでしょう。
また、一般的には、性欲の強い男性よりも女性の方がレスになりやすいと言われていて、時期や関係性など人によってレスになる原因はさまざまあります。
セックスレスに陥る女性あるあるの原因6つ
ここからは、セックスレスに陥る女性あるあるの原因を見ていきましょう。
（1）生理の影響でムラムラしにくいから
男性の場合、セックスが終わった後は「賢者タイム」と呼ばれる性欲が急速に減退していく時間がありますよね。
実は同様に、女性にも賢者タイムが存在するのです。
生理前後のタイミングこそ、女性ホルモンの影響でムラムラと性欲が高まっていることも多いのですが、それ以外は基本的に性欲が抑制された状態です。
また、人によっては生理前になると性欲が減退してしまう女性もいます。
このように生理周期と性欲の強弱は密接に関係しており、それが原因でセックスレスに陥る女性は少なくありません。
（2）セックスへの興味が薄れたから
基本的に女性の性欲は、30代～40代前半までの期間がピーク。その年齢を越えると徐々に性欲の強さが減っていきます。
つまり、性欲のピークタイムである30代でセックスレスになった場合は、エッチに費やす時間がもったいなく面倒くさく感じている、または気持ちいいと感じていない、攻め方がワンパターンで飽きてしまったなどがセックスレスの原因として挙げられるでしょう。
（3）母親になり性欲が減ったから
母親になったことをきっかけに性欲が減少し、セックスレスに陥る女性もいます。
女性の場合、子供を産んで母親になると、育児に追われて夫にかまう余裕がなくなったり、夫を異性として見られなくなったりすることがあるのです。
また、人によっては慣れない育児で疲れていると、性欲が出ないどころか夫からの誘いに対して嫌悪感を抱く場合もあるでしょう。
（4）オンナとして扱ってくれないから
男性の中には、母親になった妻を女性として見られなくなる人もいるでしょう。
このような本音を妻が知ることで、自分を悲観してふさぎこむケースがあるのです。はじめのうちこそ、夫に女性として見てもらおうと身だしなみに気をつけるかもしれませんが、あまりにも夫婦間のミゾが長く続くことで、女として見られることを諦めてしまう人もしばしば…。
このように女として扱われない不満がきっかけで、夫とイチャイチャしたいと思えなくなり、徐々にセックスレスの関係へと繋がっていきます。
（5）パートナーに大きな不満があるから
夫や彼氏に対して大きな不満を抱いている状態だと、エッチな気分にはなりにくいもの。
たとえば、何度注意しても同じ過ちを繰り返しなかなか改善されない場合や、以前にくらべて愛情表現がテキトーになった場合など、パートナーに大きな不満を抱いている女性は、時間の経過とともにセックスレスになりやすくなるでしょう。
（6）毎回のセックスが気持ちよくないから
単純に、夫や彼氏との性行為に気持ち良さを感じず、思った通りに性欲を満たせないために夜の営みを避けるようになり、徐々にセックスレスへと陥る女性もいます。
また、このようなセックスに気持ち良さを感じない理由は、なにも男性側のセックスが下手だからという理由ではありません。もともと、女性の身体が気持ちのいいセックスをする状態に整っていない可能性も考えられます。
まずは、正しい原因究明が大事になるでしょう。
「セックスレスかも…」と思ったときの解消法8つ
続いてここからは、「セックスレスかも…」と思ったときの解消法について紹介していきます。
（1）ふたりで話し合う
セックスレスに悩んでいるなら、まずはパートナーとふたりできちんと話し合いの場を設けましょう。
相手は今の状況をどう思っているのか、自分はこれからどうしていきたいのか、互いにこれまでのセックスに対する不満や問題を言い合い、改善していく必要があります。
時間がたつにつれて、元の関係に戻りにくくなりますので、早めの行動を心がけましょう。
（2）スキンシップを増やす
セックスレスの解消には、日頃からスキンシップの量を増やすことも大切です。
ハグをしたり、手をつないだりといった身体に触れるスキンシップを意識しましょう。
また、恥ずかしがり屋だったり、もともと甘え下手だったりする男性は、お酒に頼るなどスキンシップしやすい雰囲気を作りましょう。
（3）前戯なしでセックスをする
実は、前戯なしの性行為プレイもセックスレスの解消に効果的と言われています。
優しく触ったり、強弱をつけて舐めたりといった性行為中の前戯を省くだけで、疲労や面倒くささ、何より精神的なプレッシャーから解放されるため、セックスの敷居が下がり、自然とイチャイチャしやすくなるのです。
このようにイチャイチャの回数が増えていくことで、少しずつ元通りの関係性を取り戻せるようになるかもしれません。
（4）場所やタイミングを変えてエッチする
レスの原因が、セックスの中身そのものがマンネリ化している場合は、プレイの場所や誘うタイミングを変えて性行為に及ぶと、刺激的でレスの解消に役立つでしょう。
例えば、普段は寝室でセックスしているならリビングや浴室などでしてみてはいかがでしょうか。
また、朝起きてすぐは性欲が強く、夜よりも気持ちいいという声もあります。
（5）オモチャやコスプレを試してみる
セックスを盛り上げる大人のオモチャ。
バイブやローションなど、大人のオモチャを使うことで物理的な刺激が得られ、普段のセックスよりも気持ち良さが高まり、セックスレスの解消に役立つでしょう。
また、大人のオモチャにくわえて、ラブホなどで常時貸し出しを行っているコスプレの衣装も、あたらしい刺激を与えてくれます。
普段とは違う状況でセックスをすれば、それを機にセックスの回数が徐々に改善されていくかもしれません。
（6）視覚と聴覚で気分を盛り上げる
AVやエッチなシーンが登場する映画を見て、気分が盛り上がる状況を作るのも良いでしょう。一旦セックスレスに陥ると、エッチな雰囲気づくりが益々難しくなります。
雰囲気づくりを面倒に感じて、そのままセックスが嫌いになるケースも少なくありません。
ただし、中にはAVに抵抗を感じる女性もいますので、万人ウケとしてまずはエッチなシーンが登場する映画を一緒に見るのがおすすめです。
（7）寝室の環境を見直す
手っ取り早く、身のまわりからセックスレスの改善を求めるのであれば、寝室の環境を見直してみましょう。
女性の中には、嗅いだ香りで気分が高揚しセックス欲が高まる人もいます。
また、リラックス状態のときは自分の性欲に気づきやすいことも理由のひとつ。
そのため、寝室に女性が好きなお香を炊くのもセックスレスの解消に役立つかもしれません。さらには性行為しやすい環境づくりのために、エアコンを使って適温を維持することも大切です。
（8）自分の身だしなみを整える
口臭や体臭、また清潔感に欠けるだらしない体型など、いずれも女性側のセックスに対するやる気を削ぐ要因になります。
セックスレスを解消させたいのであれば、まずは自分の身だしなみを整えて、少しでもセックスに対して意欲的になれるような状態作りを目指しましょう。
セックスレスにならないためには？ 男性に期待すること4つ
女性がセックスレスに陥らないためには、男性側の協力が必要不可欠です。
ここからは、セックスレスにならないための対策方法として、日常生活で男性に期待したい4つのことを紹介していきます。
（1）相手の目を見て会話する
目を合わせずに会話をする行為は、相手に興味を持っていないことを示すサイン。
つい手元のスマホに目を奪われてしまい、耳だけの受け答えになってはいませんか？
どんなに些細な話でも、相手の目を見て会話するクセを身につけることで、心の距離がはなれずに済むでしょう。
（2）相手を一人の女性として扱う
女性は、自分自身がオンナとして見られていないことを感じると、途端に自信をなくし、スキンシップや性へのアプローチをまったくして来なくなります。
仕事好きな女性を男らしく扱ったり、子供ができた途端に母親として扱ったりせず、きちんと一人の女性として見てあげることが大切でしょう。
（3）セックスをパターン化しない
まるで性欲を処理したいだけのパターン化したエッチは、女性側の不満を招きセックスレスの原因につながる場合があります。
ムード作りやいつもと違うプレイを取り入れるなど、たまにはセックスに変化をつける工夫をしてみてください。
（4）男らしい自分をキープする
女性はいくつになっても、頼れる男性に心を惹かれやすいもの。男性側にオトコの魅力がないと、女性だって性欲が湧きません。
歳を重ねても、男らしい自分をキープできるように筋トレやダイエットに励みましょう。
セックスレスに気をつけよう
女性がセックスレスに陥る原因は生態的な理由もありますが、精神的な疲れによるものも大きいでしょう。
もし、ふたりの間に溝や距離感を感じた場合は、きちんと話し合いの場をもうけて解決策を考えることが大切です。また、セックスに至るまでの雰囲気作りや中身の工夫も心がけましょう。