熱中症の症状 頭痛・腹痛・吐き気・下痢・寒気・熱・腹痛、子供は大丈夫?

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熱中症の症状 頭痛について

熱中症時には、頭痛が起こることがあります。これにはいくつかの原因を挙げることができますが、簡潔に言ってしまえば、「脳の脱水」によるものなのです。
ですから、偏頭痛のときのように頭痛薬を飲んでもまず治りません。一般的に頭痛薬とは、炎症を抑える働きをするのですが、熱中症は水分の不足によるもの。そのせいで心臓より高い位置にある脳に水分が行き渡りづらくなっていて、酸素や糖分が欠如している状態なので、薬よりも水分補給が必要となります。

特に大量の発汗後、頭痛に襲われた場合には、風邪や偏頭痛ではなく熱中症のサインかもしれません。そうであれば、頭痛薬はかえって危険な場合もあります。速やかに涼しい暗所に入り、まずは水分補給をしましょう。


熱中症の症状 腹痛・吐き気について

熱中症時には、身体にさまざまな症状があらわれます。その中には、腹痛があることはご存知でしょうか。
この腹痛は、筋肉のけいれんによるもので、その原因は塩分などに含まれているミネラルをはじめとした電解質の不足が原因です。こむら返りなどの腹部以外の部位でも同様のメカニズムで、痛みのともなうけいれんが起こることがあります。血中の塩分濃度が低下すると、筋肉の収縮が上手くいかなくなり、その結果として腹痛となるのです。

他にも、熱などで胃腸の疲れが溜まってきた場合にも腹痛は起こります。熱中症時の吐き気もこの胃腸の疲労が主な原因といえるでしょう。
対処としては、水分の補給だけでなく、塩分の補給も一緒に行わなくてはなりません。その際には、コンビニや自販機などで比較的手に入りやすいスポーツドリンクが最適です。近年ではドラッグストアなどでもよく見かけるようになった経口補水液も電解質と水分の同時補給に、大いに役立ちます。

また、塩分を含んだ飴などの手軽な熱中症対策を意識した商品も数多く出回るようになりました。

熱中症の症状 下痢について


熱中症時の腹痛の原因には、もうひとつ下痢があります。上記のように、発汗とともに電解質が大量に体外へと流れ出てしまうと内臓機能が低下してしまい、お腹を下してまうことがあります。

また、血中の電解質が不足している状態で水ばかり飲んでいると、更に電解質の濃度が下がってしまうことを防ぐために、身体が水分を吸収せずに外へ排出してしまうようになります。この場合も下痢となります。下痢というのは、いずれの場合も熱中症の症状の中では重度の部類に該当するため、早めに対処しなくてはなりません。ですが症状も内臓器官まで進行してしまっているので、個人レベルでの改善はできません。他の熱中症では有効な水分補給も内臓が弱っているので、状態の悪化を招くおそれがあります。

熱中症には、危険な状態として3段階ありますが、先述のけいれんによる腹痛が軽度を示すものならば、下痢の症状はひとつ上のものとなります。そこまでいくと、病院で医師による適切な治療を受ける必要があります。

熱中症の症状 熱について

熱中症といえば、高体温と脱水。この二点が大きな特徴として挙げられますが、めまいや失神などその結果起こる症状は多様なものです。脱水については、腹痛の項で触れましたが、高い熱が全身にこもってしまうことでも熱疲労や熱けいれんなどの症状を引き起こしてしまいます。

その諸症状の中でも最も危険な熱中症は、熱射病です。免疫機能による発熱とは異なり、熱中症の熱は放熱できないことによる高体温が原因です。なので閉め切った屋内で長時間の激しい運動をする他に、夏場の屋外で長時間過ごすことでも起こってしまいます。その中でも熱射病は高温の環境に肉体がさらされ続けていた場合に起こる症状で、最悪、死に至るケースも少なくありません。そうでなくても、脳や心臓、肺、肝臓、腎臓などの重要な器官に後遺症が残ってしまいます。熱が身体から逃げていかないので、40℃を超えるきわめて高い体温となり、一般的な温度計では測れないことがあります。

また、発汗機能が働いていないこともあるので、それほど汗をかかないこともあります。他にも、脈拍が速くなり、呼吸や心拍数も上昇します。熱のせいで脳に機能障害が生じるので、意識や記憶が錯乱したり、けいれんを起こし、昏睡状態に陥る可能性があります。41℃を超過すると一気に悪化していくので、早急に専門的な処置が必要です。熱射病の症状が確認されるようであれば、すぐに救急車を呼びましょう。

無論、最善はそうならないようにすることです。運動は風通しを良くしてから行うなどの予防策を徹底しておくべきです。冷却スプレーや冷却タオルなどを携帯して、こまめに使うなども良いでしょう。適宜、水分と塩分の補給も忘れずに。


熱中症の症状 寒気について

熱中症に対するイメージは、高熱やそれに関連するものでしょう。ですが、寒気もまた熱中症の症状のひとつに数えられます。簡潔に、熱中症は体温の調節機能が不調を起こしている状態なので、そういう点ではこうしたケースも十分に考えられるかと思います。とはいえ、やはり熱中症は高い体温が主な症状です。そんな状態で、それとは真逆の寒さを感じているということは、熱のせいで脳に障害が出ていることが考えられます。

寒暖の判断は、脳の視床下部が行っているので、そこの部分まで悪影響が出ていると考えるのが妥当です。この場合、発汗機能まで停止してしまうこともあります。頭痛や吐き気なども併発することもあり、風邪と間違えやすいのですが、本来、熱中症は暑い環境で起こるものなので、そうしたときに寒いと感じていたり、あまり汗をかいていないなどの状態が見られた場合には、一旦作業などを止めて、熱中症に陥っていることを疑ったほうがよいでしょう。

特に、初夏の頃のような気温と湿気がともに高いときには暑くても汗が出にくいので、熱中症にかかりやすくなります。もし、明らかに体温がこもりやすい状況で寒気を感じたのならば、水分補給に加えて、首の後ろを冷やすことで脳へ送られる血液の熱を下げてみるのが効果的な対処となります。

子供の熱中症の症状について


熱中症は、老若男女を問わず起こる病気です。とりわけても、子どもは熱中症にかかりやすい傾向にあります。子どもは身長に対する体表面積が広く、まだ汗腺などの体温調節が十分に発達しきれていないことにより、皮膚への血液量を増加させることで放熱を行うのですが、気温が高いと熱が伝わりにくく、熱が体内にこもりやすいのがその原因です。特に乳幼児は、自分で衣服を脱ぐことによる調整ができない分、周りの大人の注意が必要となります。

勿論、小・中学生になっても熱中症にかかるリスクは高いです。夏の屋外に限らず、体温が高い状態が長く続いていることで熱中症は引き起こされるものなので、遊びやスポーツ、勉強などに熱中しているときでも、熱中症にかかってしまうことはよくあります。頭痛、吐き気、高熱・発汗、けいれんなど熱中症の初期症状があらわれたら、すぐに日陰などで休ませ、水分を補給させましょう。太い血管の近くを冷やすことでも、体温を下げられます。また、事前に熱中症対策のグッズを持たせておくという方法もあります。

最後に、ネット上には熱中症を取り扱った情報サイトがいくつもあります。それらに一度目を通しておくことを強く薦めます。熱中症は熱によるダメージが身体に残りやすく、なかなか改善されにくい病気です。それにどれだけ注意を払っていても、常に完璧とはいきません。不測の事態は起こりうるものです。いざというときのためにも、熱中症予防とその対策に対する予備知識を深めておきましょう。

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