会社の同僚や友達など、気心の知れた人たちと開かれる飲み会。
お酒が入ってワイワイ盛り上がると思いきや、中にはお酒が飲めなかったり、大勢の雰囲気が苦手だったりして、その場にいる全員が楽しめる状況を作り出すのはなかなか難しいものです。
今回は、そんな飲み会を盛り上げるコツと、逆に盛り下げるNG言動もあわせて紹介します。
飲み会を盛り上げるコツ5つ
世代や性別、職場内のポジションなど、さまざまな人が集まる飲み会では、いったいどういうネタを話せばいいのでしょうか?
ここではまず、飲み会を盛り上げるコツについてご紹介します。
(1)自分のミスや失敗談を話す
例えば、「この前寝坊しちゃってヒゲソリ忘れたんだけど、夕方になったら泥棒みたいなヒゲになってて恥ずかしかったよ(笑)」や「昨日の夜、寝ている時に足がつっちゃってトイレまで這って行ったよ(笑)」など、自分の身のまわりで起きたドジな話は笑いを誘いやすいでしょう。
コツは、他人をこき下ろしたり、人に迷惑をかけられたりした話ではなく、あくまで自分が主体になって起きたドジな話を展開することです。
また、病気やケガ、近親者が亡くなった話などは、仮におもしろく展開できても、笑えない人もいるため避けた方が無難でしょう。
(2)誰でも参加できるテーマを話す
例えば、スポーツや芸能、トレンド系に出身地のネタは、比較的誰でも参加できて飲み会にふさわしい話題といえるでしょう。
逆に、趣味など人によって趣向が分かれるネタは万人ウケしません。
それ以外にも、恋愛系など人前で話しにくいネタや仕事がらみのネタは、誰でも参加できるとはいえ嫌がる人も多いため、飲み会では避けた方がいいでしょう。
(3)芸を披露する
人前で目立つことを苦にしない人であれば、飲み会の定番「一発芸」もおすすめです。
ものまねやマジックなど、身体をはるタイプの芸は場が盛り上がりやすいでしょう。
少しぐらい芸が粗かったり、下手だったりしても、お酒が入った飲み会の席では意外なほどみんな喜んでくれるものです。
いろいろな芸にチャレンジして、自分が自信をもって見せられる芸を身につけられれば、さまざまなシチュエーションで披露できますよ。
(4)質問を投げかける
緊張や人見知りで自分から話しかけることが苦手な人もいるでしょう。
そんな人には、こちらから質問を投げかけてあげるとコミュニケーションがスムーズに進みます。
例えば、住んでいる地域や地元の話、趣味、好きな食べ物、職歴、マイブームなどの質問は比較的万人に通用するでしょう。また、相手が同世代であれば、昔流行ったネタも会話のきっかけになるかもしれませんね。
(5)明るくポジティブな発言をする
お酒が入る飲み会では、酔った勢いから普段言いにくい心の本音がでやすいもの。
しかし、気心の知れた仲間内だけで集まる場合は、ネガティブな話もネタになることもありますが、立場もバラバラな大勢の人が集まる飲み会では、基本的に明るくポジティブな発言を心がけましょう。
褒めたり、讃えたり、賛同したりとポジティブな発言を心がけることで、周りも前向きになり、飲み会の場自体が自然と盛り上がりやすくなります。
飲み会でやってはいけないNG言動5つ
続いてここからは、場がシラケたり、日常生活に悪影響が及んだりするため、飲み会ではやらない方がいいNG言動をご紹介します・
(1)人の悪口や仕事の愚痴
お酒の入った飲み会の席でよく盛り上がりやすいネタのひとつが、人の悪口や仕事の愚痴です。
その場にいる本人たちは、気分が良くなったり、ストレスが解消されたりするかもしれませんが、陰口はどこで誰に聞かれているか分かりません。
間接的に陰口を叩いた本人の耳に入り自分たちが損を被ることもありますし、ネガティブな発言に気分を害す人もいますので、飲み会の参加メンバーを十分に考慮して慎重に判断するようにしましょう。
(2)度が過ぎた注意や説教
会社の飲み会に参加すると、どうしても仕事がらみのネタが中心になりがちです。
お互いに励まし合ったり、成果を褒め合ったりと、明日からのモチベーションが上がる話であれば問題ありませんが、例えば飲み会の席で誰かを説教したり、過去の失敗やミスを蒸し返して怒鳴ったりしてはいけません。
特に酒癖の悪い人は、アルコールの量に比例して暴走しがちですので、気をつけましょう。
(3)思想や宗教の話
思想や宗教も、飲み会のネタにふさわしくないでしょう。
また、新興宗教を批判するのもNGです。負の感情がうずまいて場が盛り下がる可能性もあるでしょう。
その宗教に入信している人がその場にいるとも限りませんし、そうなれば意図せず相手を深く傷つけてしまうことにもなりかねません。
個人の思想や宗教は賛同と非難の差が激しく、論争に発展することもあるため避けるのが無難です。
(4)特定の人とだけ話す
大勢の人が集まる飲み会でよくあるのが、気心の知れた特定の人とだけ会話をすることです。
そもそも、飲み会は大勢で楽しめることが醍醐味のため、特定の人と話すだけではメリットを得られません。
また、特定の人とばかり話せば、自分とその人が飲み会に参加していないのと同じになり、頭数が減ることで場が盛り上がりにくくなる可能性もあるでしょう。
(5)個人の考え方を非難する
飲み会に参加すると、普段あまり接点のない人と話すこともしばしば。
そして新しい人と話をすると、自分とは違う考え方に遭遇することもあります。
そんな自分とは異なる考え方を一方的に非難したり、無理やり価値観を変えさせようとしたりしてはいけません。
そうなれば、その人は今回の飲み会を楽しめなくなり、その雰囲気に引っ張られて場が盛り下がるでしょう。
さまざまな人が参加する飲み会だからこそ、個人の考えや多様性を尊重することが大切です。
飲み会を盛り上げられるオトコを目指そう
社会人にとって避けて通れない、お酒がらみの飲み会。
飲み会を盛り上げるコツはいろいろありますが、自分にあったやり方を見つけることが大切です。
飲み会を上手に仕切れるオトコを目指しましょう。