社会人になってやりたいことの一つが「親孝行」。
しかし、頭では親孝行しなきゃいけないと分かっていても、お金や時間に余裕がなく、結局なにもしないまま月日が流れていくという人も少なくないでしょう。
そこで今回は、親孝行したい人におすすめのプランをご紹介します。親を安心させたり、喜ばせたりしたい人はぜひチェックしてみてください。
親孝行とは?
親孝行とは、その名の通り両親をうやまい尽くすこと。
自分を生み育ててくれた父や母に対して感謝するとともに、真心を持って精いっぱい尽くすことを意味します。
ただし、精いっぱいと言っても、親孝行の内容は人それぞれですので、自分が負担を感じるようなことをする必要はありません。親が喜んでくれることが何かを真剣に考えたうえで、親孝行をする側もされる側も良い経験になるプランを選びましょう。
特に、経済的に多少の余裕が生まれてきやすく、また自分自身が子を持つ親の立場になったことで両親への偉大さに気づきやすい30代~40代の人たちは、より親孝行への意識が芽生えやすい世代。また「親孝行したいときに親はなし」といったことわざの影響もあり、歳を重ねるごとに親孝行への意識が強くなる傾向があります。
親孝行を計画するときのポイント3つ
まずは、両親に喜んでもらううえで押さえておきたい親孝行のポイントから見ていきましょう。
親に負担をかけない
まず親孝行するなら、親に負担をかけないことを前提に計画してあげましょう。
たとえば、高齢で足腰の弱い両親に対して、移動の多い旅行のプレゼントをしたり、機械音痴な父母に使いこなすのが難しい家電製品をあげたりといった負担が挙げられます。ありがた迷惑にならないためにも、親の身体の状態や知識などを踏まえて親孝行のプランを決めましょう。
張り切り過ぎない
親孝行は、継続することに意味があります。
「よし、親孝行するぞ!」と張り切りすぎたあまり、今年がんばって来年は何もしない、一過性で終わるなどは避けたいところ、
はじめての親孝行をやりすぎた影響で、次回以降のハードルが高まる失敗はよく
聞く話です。
親のライフスタイルに合わせる
親のライフスタイルを崩すことなく親孝行できるプランを考えましょう。例えば、自宅でのんびり過ごすことが好きな両親を半ば強引に外へ連れ出したり、倹約思考の父母を高級店に連れて行ったりすると、結果的にふたりを気疲れさせてしまいます。
他にも、好きでもない映画や演劇に連れていくことも、相手によって負担に感じるため、自分の両親の性格や価値観に合わせて計画してあげましょう。
社会人におすすめの親孝行プラン10個!
続いてここからは、社会人におすすめの親孝行プランを10個ご紹介します。
(1)定期的に電話する
社会人にもなれば、親と離れて暮らす人も多いでしょう。
そんな親と離れて暮らす人におすすめの親孝行プランが、週に一度か月に一度の電話です。
親の心理としては、子供の近況が気になりつつも、なかなか自分から電話するのは気が引けるもの。特に話すことがない場合も、声を聞かせるだけの電話でも十分喜びますよ。
(2)孫に会わせる
結婚して子供がいる人であれば、定期的に孫を見せることもおすすめの親孝行です。
昔から「孫を見せることが一番の親孝行」と言われるように、親にとって孫の存在は本当に特別で、定期的に会いに来てくれることが何より嬉しいもの。
もし遠方に住んでいて両親の元へ行くことが難しい場合は、テレビ電話を使うのもあり。使い方を教えておけばいつでも孫に会わせられますし、おじいちゃんおばあちゃんと過ごすことは、子供の思い出作りとしても貴重な財産になるでしょう。
(3)写真を送る
対面以外にも、3か月か半年に一回を目安に孫の写真を両親に送ってあげるのもいいですね。テレビ電話で声や顔を見せるのもいいですが、ゆっくり落ち着いて眺められる写真はやっぱり嬉しいものです。
また、単にプリントアウトとした写真を送るだけでなく「この間、〇〇に行ってきたよ!」と、孫からの一言メッセージ付きで送ってあげるとさらに喜ぶでしょう。
(4)お年玉をあげる
父の日や母の日、両親の誕生日に何かプレゼントを贈る人は多いでしょう。しかし、お正月に自分の両親にお年玉をあげる人は少ないですよね。
普通の親は、自分の子供からお金をもらえるなんて期待しないもの。だからこそ、何倍も喜んでくれるんです。
経済的に余裕がない人でも安心してください。
お年玉とはいえ、中身の金額は関係なく、小額でもぜんぜん構いません。
何よりも気持ちが大切で、社会人としてしっかり自立できていることを伝えましょう。
(5)カタログギフトをプレゼントする
カタログギフトとは、たくさんの商品が載っているカタログの中から自分の好きなモノが注文でき、料金は贈り主が支払う仕組みのプレゼントです。
両親の好みや考え方を完全に把握することは困難で、親孝行に失敗するケースは少なくありません。カタログギフトなら、両親に自分でプレゼントを選んでもらえるため、失敗のリスクが少ないのです。
また、3,000円や5,000円、10,000円など、予算に応じてカタログギフトを選べるのもメリットのひとつでしょう。
(6)趣味のグッズを新調してあげる
親がハマっている趣味の衣装や道具、グッズなどを購入してプレゼントするのもおすすめです。
本当は欲しいけど、値段が高くて年金暮らしの自分たちでは手が出ないようなものを選んであげると喜ばれるでしょう。
ただし、趣味のものにはこだわりを持つ人も多いため、慎重に選ぶことが大切です。サプライズにこだわりすぎず、事前に何が欲しいか聞いてみると良いでしょう。
(7)季節におうじてお花を贈る
春夏秋冬それぞれの季節にお花を贈るのも素敵な親孝行と言えるでしょう。例えば、春にはタンポポ、夏にはひまわり、秋はコスモス、冬はスイセンを贈ると季節の訪れを実感してもらえます。
親孝行というと、どうしてもモノや旅行のプレゼントが注目されがちですが、お花を贈って心に変化を与えてあげることも立派な親孝行の一つですよ。
(8)実家の大掃除をしてあげる
年齢を重ねるにつれて家のすみずみまで掃除が行き届かなくなる場合があります。帰省したときに大掃除をしてあげたり、そもそも掃除を目的に帰省したりすると喜ばれるでしょう。
また、プロのハウスクリーニング業者に実家の掃除を依頼するのも一つの方法です。浴室やエアコン、ガスコンロの周り、換気扇など、頑固な汚れがつきやすいところだけプロに任せると、自分の負担も軽減できますよ。
(9)両親の結婚記念日をお祝いする
誕生日や父の日・母の日のほかにも、両親の結婚記念日をお祝いするのも良いでしょう。結婚記念日といえば、一般的に両親の邪魔をしてはいけないと思い、お祝いをする日に選ばないものですが、自分の子供にお祝いしてもらえるのは案外嬉しいものなのです。
家族団らんができる座敷の高級すぎないお店を選ぶことで、より充実した時間が過ごせるでしょう。
(10)自分の成長を見せる
ここまで様々な親孝行プランを紹介してきましたが、何よりの親孝行は自分の成長を見せることかもしれません。
親の立場としては、自分の子供がたくさんの友達に囲まれて生きている、やりがいのある仕事をしているなど、いい人生を歩んでいること以上に嬉しい親孝行はないでしょう。
親孝行は、何よりあなたの気持ちが大切です。
社会人になったら、定期的にやりたい親孝行。
「何をすればいいかわからない…」「どうすれば喜んでもらえるんだろう…」という悩む人は多いでしょう。
親孝行に悩んでいる人は、ぜひ今回ご紹介したプランを参考にしてみてください。