好印象なあいさつをするコツ
好印象なあいさつをするコツ

ビジネス挨拶のメリットとは? 好印象なあいさつをするコツも合わせて解説!

「おはようございます」や「お疲れさまです」といった仕事で交わす挨拶。
家族や友人など、気心の知れた人たちと交わすプライベートの挨拶以上に、上司や取引先、部下や後輩など、ビジネス上で交わす挨拶は臨機応変さが求められます。また、職場によっては挨拶のできが仕事の成果に影響するケースも少なくありません。
今回は、ビジネス挨拶のメリットと、好印象なあいさつをするコツについて詳しく解説していきます。

挨拶が仕事にもたらすメリットとは?

ビジネス挨拶のメリットとは?
PIXTA

ビジネスやプライベートに関わらず、日常から当たり前に交わされるあいさつ。
ここでは、挨拶が仕事にもたらすメリットを紹介していきます。

(1)好印象を与えられる

まず挨拶が仕事にもたらすメリットは、周囲の人に好印象を与えられることです。
特に印象の良し悪しが仕事の成果につながりやすい営業職の人は、挨拶のでき次第で自ずと結果も変わってくるでしょう。
また、職種に関係なく、挨拶がしっかりできる人は社内からの評判がいいため、出世につながりやすいなどの効果も期待できるかもしれません。

(2)名前を覚えてもらいやすくなる

仕事で目立った成果を上げるには、社内外に関わらず自分の名前を人に覚えてもらうことが大切です。
例えば、いつも元気に「おはようございます!△△社の○○です!」と訪問してくる男性は印象に残りますよね。企業へ訪問した際、いつも印象に残る挨拶を繰り返されれば相手は嫌でも名前を覚えるというもの。
「ほら、いつも元気に挨拶してくる△△社の○○さんだよ」と、直接話したことがない相手からも、自分を知ってもらえる可能性があるでしょう。

(3)職場の雰囲気が明るくなる

元気のいい挨拶は、周りをパッと明るい気持ちにさせてくれます。
職場やチーム内の空気が明るくなると、ささいな揉め事を回避できたり、相手を思いやった言動が増えたりといったプラスの効果が期待できるでしょう。
また、職場の雰囲気は仕事のモチベーションに直接影響を及ぼします。挨拶でチームに活気が生まれれば、自ずと会社の業績アップにつながる可能性が高まるでしょう。

(4)仕事にメリハリが生まれる

挨拶は、仕事のオンとオフを切り替えるスイッチ効果としても役立つでしょう。
例えば、朝、会社に到着して「おはようございます!」と元気よく挨拶をすれば、自然と仕事モードに切り替わります。逆に帰る際「お疲れさまでした!」と周囲の同僚に挨拶をすれば、仕事からの解放感が得られるでしょう。
また、仕事にメリハリを持たせることで、家庭内に仕事の問題やストレスを持ち込まないなどの相乗効果も期待できます。

(5)ビジネスチャンスが増える

挨拶ひとつで、ビジネスチャンスに恵まれる機会も増えるでしょう。
普段からしっかり挨拶をすることで、周囲との人間関係を良好に保てるほか、社内外に対してポジティブなイメージを植え付けることができるため、何かと目に留まりやすく、いろいろなチャンスが舞い込みやすくなるのです。
ちょっとした挨拶の習慣が、将来の大きな差になって現れるかもしれません。

好印象なあいさつをするコツ&ポイントを解説

好印象なあいさつをするコツ
PIXTA

続いてここからは、印象のいい挨拶をするためのコツやポイントについて詳しく解説していきます。

元気よくハキハキ言う

まずは基本ですが、仕事相手に対しては元気よくハキハキ言うことを心がけましょう。
特にビジネスシーンで会う相手は、あなたの性格や考え方など人間性を深くは理解していません。
そういう相手に対して小声で話したり、口ごもって話したりと、何を言いたいのか伝わらない場合はマイナスの印象を与えてしまいます。
関係性やつながりの薄い相手だからこそ、気持ち大きめの声でハキハキ挨拶するようにしましょう。

笑顔で挨拶する

笑顔は、世界共通のポジティブさを表現する方法です。
ビジネスシーンの挨拶も例外ではなく、口角のあがった笑顔の表情で挨拶した方が好印象を与えるでしょう。
また、笑顔には人の心を開かせる力があるため、相手の本音を引き出しやすくなったり、早期に関係が打ち解け距離が縮まったりといった効果も期待できるかもしれません。

自分から率先して挨拶をする

相手が挨拶するのを待つ人もいますが、それでは挨拶に義務感が出てしまいます。挨拶で印象よく思われたいなら、自分から率先して行うようにしましょう。
自分から率先して挨拶をした結果、仮に相手の反応が冷ややかであったり、無視されたりしても気にしてはいけません。
挨拶は一般常識であり、ちゃんと挨拶できない人の方が恥ずかしいのです。相手の反応によって、挨拶をするか、しないかを決めるのではなく、自分のルールとして毎日の挨拶を習慣にしましょう。

気持ちを込めて挨拶する

印象のいい挨拶をするコツは、自分の気持ちを相手に伝えることです。
「今日も1日頑張りましょう」や「いつもありがとうございます」「今日もよろしくお願いします」といった、相手を思いやる気持ちを込めて挨拶しましょう。
逆に、義務感のある挨拶は、相手の気分がよくなるどころか悪くなる恐れもあります。せっかく挨拶をするなら、気持ちを込めて意味のある挨拶をしましょう。

相手によって差をつけ過ぎない

会社内の役職や相手との関係性によって、挨拶に多少の差が出るのは仕方ありません。しかし、相手によって挨拶のやり方を極端に変えないように注意が必要です。相手によって差をつけ過ぎると、挨拶が出世を目的とした行動、もしくは自分を良く見せるための行動と思われてしまい、逆効果を生む可能性があるでしょう。
目上の人、同僚、後輩など、誰にでも変わらない挨拶をしてこそ、挨拶の効果が発揮されるのです。

挨拶のメリットを活かそう!

仕事への慣れや恥ずかしさから、徐々に手を抜きがちになる挨拶。
仕事の挨拶は、ビジネスマンにさまざまなメリットをもたらします。
挨拶の効果や具体的に気をつけるポイントなど、ぜひやり方を参考にしてみてください。