聞く力とは?
聞く力とは?

聞く力を身につけるメリットとは? 上手な聞き方のポイントもあわせて解説!

ビジネスマンの必須スキルとも言うべき、コミュニケーション能力。
このコミュニケーション能力には、大きく分けて「話す力」と「聞く力」の2つが存在しますが、実は本当にコミュニケーションが上手な人というのは、話すこと以上に聞くことに注力しているってご存じでしたか?
今回は、そんな聞く力を身につけるメリットや上手な聞き方のポイントを解説していきます。

聞く力とは?

聞く力とは?
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物事を円滑に進めていくうえで欠かせないコミュニケーション能力。
よくコミュニケーション能力=話す力と思われがちですが、実は話すこと以上に大切なのが聞く力なのです。

聞く力とは、相手が発する言葉を正しく認識する力と、相手が話しやすい状況を作り出す力のことを指します。
人と協力しながら仕事をするビジネスマンなら、身につけておいて損はないでしょう。

聞く力を身につけるメリットは?

聞く力を身につけるメリットは?
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ここではまず、聞く力を身につけるメリットから見ていきましょう。

話の本質が理解できる

ビジネス会話には本音と建て前が存在し、上辺だけの理解では誤解や勘違いが生じてしまいます。会話のかみ合わない状況に、相手をイラつかせたり、仕事ができない人に見られてしまったりするかもしれません。
話すこと以上に聞くことに意識を向ければ、話の本質がスムーズに理解できるようになるでしょう。

人に好感されやすくなる

聞く力を身につけることで、特に先輩や上司など目上の人に可愛がられやすくなるでしょう。
自分の話を真剣に聞いてくれる人に対しては好意的なイメージを持つものです。
例えば、人より承認欲求が強かったり、持ち上げられることに心地よさを感じたりする人には特にハマりやすいかもしれません。
年配の方に好かれることで、貴重な経験談が聞けたり、いろいろなチャンスがもらえたりと副次的なメリットも期待できるでしょう。

論理的思考が身につくようになる

人の話をよく聞くことで、論理的思考が身につきやすくなります。「なぜそうなるのか?」「どのような背景があってこの結果となったのか?」などがわかるようになります。
ビジネスの場だけでなく、プライベートで人とトラブルになった際の解決法としても役立つでしょう。
また、客観的に人の話を分析できるようになり、どのような返事が喜ばれるのか、何を求めているのかもわかるようになります。

上手な聞き方のポイント6つ

上手な聞き方のポイント
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続いてここからは、上手な聞き方をするためのポイントをご紹介します。

(1)相手の目や鼻のあたりを見ながら聞く

話し相手の目や鼻のあたりを見ながら話を聞くと、話を聞いていることが相手に伝わりやすくなるでしょう。
ただし、相手の目を見続けると相手は話しづらくなるため、目線を鼻のあたりにずらすことがポイントです。
どれだけ話の内容を把握していても、相手から話を聞いていないと思われてしまっては信頼を失ってしまいます。その結果、二度と相談をしてもらえなくなるかもしれません。

(2)相づちを打ちながら聞く

会話中に相手からの信頼を得るには、話に共感することが大切です。
共感しながら話を聞くことで、相手は安心し、より話の本音を引き出しやすくなるからです。
そして、会話で相手に共感の意思表示をするときは、相づちを打つとより効果的でしょう。

(3)しっかり最後まで話を聞く

人の話を聞くときに、途中で話をさえぎって質問をしたり、自分の意見や考えを伝えたりする男性は少なくありません。この場合、「この人は自分の話を聞いてくれない人…」という悪いイメージのレッテルを貼られる危険があります。
本当に聞き上手な人は、相手の話をしっかり最後まで聞いたうえで自分のアクションを取るものです。

(4)批判しない

自分の話を批判されたら、誰だって気分を悪くするでしょう。
ストレートに話を否定したり、会話の途中で反論したりしては、「自分勝手」や「わがまま」というイメージから、なかなか本音を話してくれなくなるかもしれません。
単なる批判と意見は違います。相手を罵倒したり価値感を否定したりしてはいけません。

(5)質問する

どれだけ話好きな人でも、ずっと自分のことばかり話していてはいずれ会話のネタに尽きてしまいます。
つまり、ただ単に話を聞いているだけではダメで、ときおり質問を交ぜながら、相手に話させる状況を作り出すのがコツになるでしょう。
また、相手が前のめりで答えたくなったり、つい教えたくなったりと、いい質問をすれば、それだけ相手の本音を引き出しやすくなります。

(6)表情に変化を加える

楽しい話や笑い話のときは笑顔の表情でこたえたり、逆に悲しい話のときは眉をひそめたりと、話の内容に合わせて自分の表情に変化を加えることで、より相手に共感の意思が伝わりやすくなるでしょう。
逆に、常に同じ表情や無表情のまま話を聞かれると、話の内容が伝わっているのか不安になります。
仮に自分にとってはつまらない話でも、話の内容に合わせて表情を変えてみましょう。

聞く力を磨こう!

ビジネスマンが身につけたい聞く力。
話すこと以上に、実は聞く力が大切なのです。聞く力を養うことで論理的思考や相手の考えを読む力が身につき、ビジネスシーンに大いに役立つでしょう。
同僚や取引先と円滑なコミュニケーションがしたいなら、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてみてください。