仕事中の雑談効果とは?
仕事中の雑談効果とは?

仕事中の雑談効果とは? おすすめの雑談ネタもあわせて紹介!

会社の廊下やエレベーター、また職場の休憩室や喫煙ルームなどで、特にテーマも決めず、思いつくまま気軽に会話することを「雑談」といいます。
一見どうでもいいように思える雑談ですが、実は意外なメリットがあることをご存じですか?
今回は、仕事中の雑談がもたらす効果と、おすすめの雑談ネタをいくつかご紹介します。

雑談の効果とは? 雑談がもたらすメリット5つ

仕事中の雑談効果とは?
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雑談にはどんな効果があるのでしょうか?
ここではまず、仕事中の雑談がもたらすメリットをご紹介します。

(1)ストレスの発散に繫がる

雑談のほとんどは、自分の身のまわりに起きた出来事だったり、お互いに知っている共通人物の話題だったりするわけですが、頭や心の中で抱えていたモヤモヤを言葉として吐き出すことで、ストレス発散の効果が期待できます。
雑談は、はたから見ると中身がないように見えて、実は心のバランスを保つきっかけになっているのです。

(2)貴重な情報が得られる

雑談は、仕事の休憩時やちょっとした息抜きなどリラックスした状態で行われるため、普段はなかなか聞けない貴重な情報を耳にするケースも少なくありません。
例えば、上司の〇〇さんが近々部署異動するらしい、先輩の〇〇さんは別部署の〇〇さんと社内恋愛中らしいなど、会社内の出世やプロジェクトの成功に役立つ情報収集も十分に期待できるでしょう。

(3)人間関係を深められる

たまたまその場で一緒になった人と、雑談がきっかけで意気投合し仲良くなるケースも少なくありません。
例えば、共通の趣味が見つかってプライベートも遊ぶ友達関係に発展したり、異性であれば雑談がきっかけで恋愛関係に発展しそのまま結婚までいったりするケースも十分考えられるでしょう。
このように、何気ない雑談が人生に大きな影響を与えることもあるのです。

(4)気づきを得られる

雑談のいいところは、自分がアウトプットしなくても、自然と周りの声が耳に入ってインプットに繫がることです。
そんな雑談がきっかけで、革新的なアイデアが閃いたり、悩みの解決に繫がるヒントが見つかったりすることもあるでしょう。
このように、雑談の場にいることで自然と周りの話し声が耳に入るため、意図しない形で大きな気づきが得られることもあるのです。

(5)コミュニケーションスキルが上達する

雑談の相手は、上司や部下、他部署の人、さらにはその中でも既婚者や独身、子持ちなど、属性や関係性がさまざまです。
いろいろなタイプの人達と雑談をすることで、自然とコミュニケーションスキルが磨かれるでしょう。
例えば、目上の人を気持ちよくさせるためのトークや、おとなしい後輩に心を開かせるための話しの振り方など、実際の現場仕事でも役立つスキルが身につくかもしれません。

雑談は何を話したらいい?おすすめの雑談ネタ8つ

おすすめの雑談ネタ
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雑談のメリットに続いて、ここからは実際に使える雑談のネタをいくつかご紹介します。「何を話していいかわからない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

(1)身につけているものを褒める

雑談の場でたまたま会った人と何を話していいかわからないという時は、まず相手の見た目を褒めることがおすすめです。
よほど嘘っぽい褒め方でもない限り、褒められて気分を悪くする人は基本的にいないため、はじめに相手の見た目を褒めることで雑談しやすい空気感が作れるでしょう。
相手を褒めるときのコツは、相手の容姿ではなく身につけている持ち物にフォーカスすることです。
アクセサリーや時計、財布、名刺、バッグなどを褒めることで、そこから別の話題につながりやすくなります。

(2)近況報告をする

顔見知りの相手と雑談するときは、最新の近況報告をするのもいいでしょう。
自分の近況を人に話すことで、頭の中が整理されます。
頭の中が整理されることで、次に取るべきアクションが見えてきたり、その状況に陥った原因が特定でき根本的な解決に繋がったりすることもあるでしょう。
また、雑談相手から状況を打開する画期的なアイデアをもらえる場合もあります。

(3)相手の変化に気づく

もともと知り合い、または関係の近しい人と雑談部屋で一緒になったときは、相手の変化に触れてあげるのも良いでしょう。
例えば、髪型や身につけているものの変化が一番わかりやすいかもしれません。
それ以外にも、フランクに話せる間柄なのであれば「なんか疲れてない?」や「ちょっと太った?(笑)」など見た目の変化をいじって笑いに繋げるのもありです。
相手の変化に気づいてあげることで、より本音を話しやすい空気感が生まれ、その人が抱える悩みが聞けたり、細かい配慮に頼ってもらえたりするかもしれません。

(4)おすすめの飲食店情報

職場の同僚と話す雑談ネタであれば、会社の近くにあるおすすめの飲食店情報が盛り上がるでしょう。
ネットのおすすめ記事や口コミ情報を頼るのもいいですが、やっぱり自分の身近にいる人が実際に足を運んで食べた評価が一番信憑性高いものです。
職場の近くであれば、誰でもすぐに行けますし、その雑談がきっかけで仲が深まるかもしれません。

(5)休日の過ごし方を話す

休日の過ごし方は、相手との関係性や属性に関係なく比較的誰とでも話せる雑談ネタです。特に休み前と休み明けは記憶も鮮明なため、雑談の鉄板ネタとして盛り上がりやすいでしょう。
さまざまな人の休日の過ごし方を知ることで、自分に合った休日の過ごし方が見つかるかもしれません。また、そこから趣味の話などにも繋げることができるため、会話も展開もしやすいでしょう。

(6)ミスや失敗談を話す

雑談を通して、みずからの失敗談を話すのも良いでしょう。
ミスや失敗したときの話は、笑いが起きて場が和んだり、「ミスをするのは私だけじゃない」と、相手に安心感を与えたりする効果が期待できます。
例えば、「俺こんな失敗しちゃってさぁ~、ほんと慌てたよ~」という自虐ネタで笑いを取ったり、「君と似たようなミスしたことあるけど、なんとかなるから大丈夫だよ!」と相手を励ましたりといった方法があります。

(7)成功体験を話す

失敗談とは反対に、成功体験も雑談ネタにおすすめです。
成功体験は、純粋に相手から褒めてもらえる可能性が高いでしょう。褒めてもらうことで仕事のモチベーションを高めることができます。
また、相手のことも褒めると、お互いに褒め合ってモチベーションを高め合える関係になれるでしょう。
ただし、成功体験を脈絡なく話すと自慢話のようなイメージになってしまう点には注意が必要です。

(8)知識のアウトプットをする

自身のアウトプットを目的に雑談するのもいいでしょう。
日々の情報収集や知識のインプットは重要ですが、ただ頭の中に詰め込むばかりでは自分のノウハウになりません。本当に自分のノウハウとして扱えるようになるには、定期的にアウトプットして人に意見をもらったり、違う考えを聞いたりして情報の質を高めていく必要があるのです。
そして、雑談を通してアウトプットを繰り返していけば、いずれ自分のものとしてさらなるスキルアップに繋がるでしょう。

雑談上手なオトコを目指そう!

仕事の休憩時間や、息抜きタイムにさまざまな場所で行われている雑談。
何気ない雑談がきっかけで、スキルアップに繋がったり不利な状況を打開するアイデアが得られたりすることもあります。
日頃から雑談する機会が多い方は、ぜひ今回ご紹介した雑談のトークネタを参考にしてみてください。